リーダーは、太陽であれ
こんにちは、太陽パパ@見習い中です。
前回のブログ(ブログを始めた理由 - 太陽みたいなパパを目指して)で、自分の理想の父親像は「太陽のような父親」だと書きました。
僕がどうしてこう考えたのか、それには理由があります。
それは、ずいぶん前に見たNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出ていた、高橋直夫さんというプラント建設エンジニアの方の、次のような言葉です。
リーダーは、太陽であれ
いつどこでこの番組を見たのか、その時自分はどのような状況で、何を考えていたのか、そういった詳しいことは全く覚えていないのに、なぜかこの言葉だけが強く印象に残っていて、それ以来、常に自分の頭の中にありました。
思えば、仕事で自分がリーダー的ポジションに立った時には、おそらく無意識に、この言葉を思い出し、実践しようとしていた気がします。
それで、家族の”リーダー”である「父親」という存在に自分自身がなることがわかった時、再びこの言葉が浮かんできた、ということなんだと思います。
ただ、問題は、言葉だけは強烈に覚えていても、その言葉の意味についてどういったことが語られていたのかは、詳しく覚えていないということ😂
そこで、Amazonで同番組の電子書籍版を購入し、読み返してみました。
その一部を、以下に引用して紹介します。
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Q: 「リーダーは太陽であれ」という高橋さんの言葉がすごく印象的なのですが、この言葉にはどういう意味があるのですか。
「やはり、みんなから見られているということがありますね。リーダーが何をしようとしているのか、何を考えているのか、どういう気分なのか、いつも見られているわけです。権限を持たされれば持たされるほど責任も重くなるので、その中でどういうふうに振る舞うかというのは、チームを引っ張っていくうえで非常に大事ではないかと思うんです。太陽というのは、明るくて暖かくて、すべての生物の命の源ですから、ポジティブなイメージがありますよね。だから、みんなが頼りにするという感じがするんですよ。」
Q: 難しい状況になったときに必要なリーダーの資質とは何でしょうか。
「まず、絶対に諦めないという気持ちを持っていること。そして、それをみんなにきっちりと伝えることです。それに結果が100パーセントついてくる場合もあるでしょうし、多少遅れたり、損が出たりする場合もあるでしょう。でも、そういう強い思いを抱いていなければ、うまくいく確率がどんどん下がってしまうような気がするんです。周りの人もちゃんと見ていますから、強い意志を持っていると、いっしょにやろうという人も出てくると思います」
Q: リーダーの諦めない気持ちというのは、周りの人にも伝わるものなのでしょうか。
「それはいろいろな手立てで伝えないといけないと思います。まずは、とにかく『やるんだ』ということをちゃんと口に出して言うことが大事だと思うんです。有限実行というのは難しいことの最たるものですけれども、それでも言いつづけなければなりません。もちろん、ただ上から言うだけでは反発も出てきてしまいますから、一人ひとりと話をして、なぜやらなければならないのかという理解を進めることも必要です。そして、つらそうなときには手を差し伸べて助けるなど、いろいろな手立てを講じないといけないと思うんですよね。やはり、自分の意思を伝えられなければ、チームを引っ張っていくことはできないというのは事実でしょう。」
Q: 自分の思いを回りに伝えることを諦めない、ということですか。
「そうですね。それを諦めたら、もうリーダーを諦めるのといっしょだと思いますよ。」
出所:茂木 健一郎 、NHK「プロフェッショナル」制作班、「プロフェッショナル 仕事の流儀 高橋直夫 プラント建設現場所長 リーダーは、太陽であれ Kindle版」(2013年4月30日)
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今読み返してみても、やはりぐっとくるものがあります。
ここで言われている「リーダー」を「父親」、「チーム」を「家族」に置き換えても、全く同じことが言えるような気がするのです。
「有限実行というのは難しいことの最たるもの」ではありますが、目指し続けたいと思います。